(本)良い戦略、悪い戦略


元々は赤いカバーがかかっていたのですが、子供達にボロボロにされてしまいました(^_^;)
ただ、この状態は状態で迫力があるような。そして、とても読み応えのある本でした。THINK AGAINと一緒で、一度では理解しきれませんが笑
YouTuberのDAIGOさんがオススメされていて読んでみたのですが、大変示唆に富んだ本です。「戦略」とは何か、というものを勉強させていただきました。社会人全ての方に、個人的には前の会社の方達に読んでもらいたい本です!!

戦略は目標ではない

これは多くの企業がそうなっているのではないでしょうか。
「我が社の戦略は売上を100億達成することです」「僕たちのチームは、エリアでのシェア50%を獲得します」
前の会社、よくこんなの聞いてました。ただこれは目標を語っているだけで戦略ではない。戦略とは目標達成に向けての「行動指針」。目標達成に向けた活動のおおまかな流れ、方向を決めるもの。これって当たり前のようでできていない会社やチーム、多い気がしませんか?

実現不可能な戦略は×

「より高い目標を設定することで、高いパフォーマンスを発揮し、高い成果を上げる」「成功するまで活動を続ける」
確かにそういった気持ちは大事だと思います。しかしこれではニンジンぶら下げ作戦で、いつまで走り続けられるかも分からない。時間、体力、予算など、貴重なリソースを重要な所にドカッと投入する。これが大事なんだそう。なので実現可能な戦略をたて、そこに注力していくことが重要。高すぎる目標に対して、たくさんの活動、難易度の高すぎる活動などなど、実現不可能な戦略を立てるだけでは本当の成果は得ることができないようです。何が大切か、ぼやけちゃいそうですしね。
個人的に思う最悪のパターンは、、、高い目標を掲げてあとは現場任せな上の方々(^_^;)


3つの要素を大切に

良い戦略を立てるには「診断」「基本方」「行動」。この3つが重要だそう。これらを戦略の「核(カーネル)」と呼んでいます。具体例を挙げてみましょう。

ex)病気の患者さんが来た時、お医者さんはどうするか。

診断:患者さんの症状、状態、触診、血液や画像データ、、、様々な点から疾患を特定する(仮説を立てる)
基本方針:その疾患にあった処置、薬剤、食事等の生活習慣指導などなど(仮説への大まかな対応方法を決める)
行動:実際に治療を行う。改善がなければ「診断」に戻る

なるほど、と思いますが意外にできない。特に行われていないのが、最後の診断に立ち返るところではないでしょうか。検証作業ってやっている方や会社、少ないですよね。私、全然やっていません。1stステップの診断すら薄い情報から引っ張ってきてました(^_^;)
皆さん、この3つの要素を参考に戦略を立ててみませんか?そして本当に重要な所に最大限のパフォーマンスを発揮しましょう。

いかがでしたでしょうか。
本当にポイントだけ、しかも私が理解できたところ、印象に残っている箇所のみのご紹介のため、ぜひ一度お手元に取り寄せて読んでみてください。今の会社、本当に大丈夫かなぁと思われる方、ある意味背中を押してくれるかもしれません笑
結局は多くの情報からシンプルに物事を捉えて行動することが重要なのだと感じました。なかなか難しいことなんでしょうけど。
いやぁ、薄っぺらい講評になった。講評とも言えない笑。とにかく皆さん、ぜひ読んでみてください!!事例なんかが豊富に盛り込まれていて、タイトルや見た目ほど重たい本ではないですよ。私も何年かに一度、読み返すべき本だと考えています。

それでは皆さん、良い戦略を!明日はもっと良い戦略を!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です