皆さん、こんにちは!!
本格的に寒い日が続いてきましたね。今日は、いまの時期とても増えてきた帯状疱疹についてご紹介したいと思います。赤いブツブツや水ぶくれ。そして付随するかゆみやヒリヒリ感。もしかするとそれは帯状疱疹かもしれません。私みたいなアラフォー以上の年代の方は誰でも罹患する可能性がありますので、知っておいて損はない情報かと。珍しく、とても薬剤師っぽい内容になっています!!
恐縮ですm(_ _)m
- 帯状疱疹とは
- 治療方法
- 予防
帯状疱疹とは
先ほども記載しましたが、基本症状は赤みを帯びたブツブツや水疱と共に、かゆみや痛みを伴うことがあります。ブツブツがなく、症状だけが出ることも。原因はウイルスです。ウイルスにも色んな種類がありますが、このウイルスは水疱瘡(みずぼうそう)の原因になるものです。ですので、日本人は比較的多くの方が幼少期にかかっています。そしてそのウイルスは完全にはなくならず、身体の中に潜んでいるわけです。このウイルスが何らかのきっかけで活性化してくることで、帯状疱疹が起こります。ちなみに症状は両側というよりは、片側。例えば、両脇腹に症状があるというより片側の脇腹に症状がある、というパターンがほとんどです。
そして、付随するかゆみやヒリヒリ感ですが、これもウイルスが原因と考えられています。ウイルスによって神経や皮膚が傷み、炎症を起こしている可能性があります。この痛みなどの症状は残存することもあるので、早めに受診して治療することがとても大切です!
なお症状の種類や出てくる順序、程度には個人差があります。
いやぁ、今日は本当に薬剤師っぽい。
治療方法
現在はこのウイルスの増殖を抑えるお薬が複数出ています。基本は飲み薬での治療が中心です。ちなみにこの飲み薬、たとえ数日のんで症状が良くなったからといって、自己判断で飲むのをやめないでください。基本的には医師から処方された日数分を飲み切りましょう。例えば、7日分の飲み薬が処方されていて3日目に軽快していたとしても、7日分飲み切りましょう。なお服用中、めまいや胃がムカムカする、など副作用と思わしき症状があれば、早めに病院へ受診するか、薬局まで連絡してみてください。
ちなみに帯状疱疹は患部を温めると痛みが和らぐ、と言われています。
予防
帯状疱疹になるきっかけとして、ウイルス宿主さんの体調変化が考えられます。免疫力の低下です。ですので、体調を崩さないことがとても大切。多忙によるストレスや睡眠不足は免疫力の低下につながります。これから12月の師走になって普段以上にバタバタしてくる方もいらっしゃるのでは。どうぞご自愛ください。また加齢は免疫力、回復力どちらも下がってしまう要因です。規則正しい生活、適度な運動を続けることは、免疫力の向上や維持、ひいては帯状疱疹の予防につながります。
なお今は予防ワクチンもあります。以前は50歳以上が対象でしたが現在は50歳未満も可能に。気になられる方は医師や自治体に相談してみましょう。自治体によっては補助が出る地区もあるようです。
いかがでしたでしょうか。
何だか、私は薬剤師だぞ、のような感じでお恥ずかしい限り(^_^;) ただ、いまうちの薬局へ多くの帯状疱疹の方がいらしており、これは皆さんに知ってもらわねば、と記事にさせていただきました。仕事が忙しかった以外にも、身内でご不幸があり体調を崩される方もチラホラいらっしゃいます。さらに、かゆみや痛みのせいで今度は寝不足にもなってきたなど、生活が悪化する負のスパイラルに突入することも。気になられる方はお忙しい中かと思いますが、ぜひお早めに受診してみてください。
なおもし医療従事者の方がご覧になっていて、誤りや補足などあられましたら、コメントいただければ幸いです。
本日のばんちゃんパパからの情報提供は以上になります!!
それでは皆さん、今日も良い一日を!明日はもっと良い一日を!!