※今回の記事は2023年10月に掲載しています。最新の情報が更新されている可能性もありますので、あらかじめご了承くださいm(_ _)m
皆さん、こんにちは!!
今回は医療業界人っぽく、認知症に関する記事です。
認知症に関しては現在、これまでの薬とは全く違う抗体医薬品が注目を集めていますね。アメリカではすでに発売されており、日本でも製造販売承認が取得されました。要するに、国内でも発売準備中って感じです!!
レカネマブ(製品名はレケンビ)というお薬で、岸田首相も言及されたんだとか。
というわけで今回は認知症について、そして治療法などを簡単にですがまとめてみました♩
ある意味、自分の勉強のためにも(^_^;)
認知症とは
認知症は文字通り、認知機能が低下する疾患です。
認知症にはいくつか種類がありますが、特に多いのはアルツハイマー病。近似記憶の低下や、人・場所などが分からなくなることがよく知られていますね。またこれらは高齢の方ばかりでなく、発症頻度は少ないですが若年の方でも発症することがあります。
認知症は、脳内の神経細胞の異常や死によって、認知機能の低下をもたらしています。
その原因としては、高齢化や遺伝的な要因、心血管疾患、脳の損傷などが挙げられます。また、生活習慣や教育レベルも認知症の発症リスクに関連していると言われています。
生活習慣で言うと、ばんちゃんパパの大好きな寝ることも非常に重要です!!
アミロイドβと呼ばれるタンパク質が、脳内で異常に蓄積すると認知症の一因となります。深い睡眠中に、この異常なタンパク質が脳内から除去されることが分かってきました(アミロイドクリアランスと言います)。良質な睡眠は、アミロイドクリアランスを促進し、認知症のリスクを減らすことにつながると考えられているのです。
寝ることって、本当に大事なんですね!!
疫学や未来
認知症は高齢化社会で、ますます増加することが予想されています。
2025年には700万人に達すると言われており、これは65歳以上の1/5にあたる数字です(^_^;)
そして、今後さらに増えていくことでしょう。また認知症患者の増加は日本だけの問題ではなく、世界的にも大きな課題です。
しかし、研究や治療法の進歩によって、その予防や治療方法が改善される可能性もあります。
将来の認知症の治療法には、早期発見や予防、脳の修復などが含まれます。AIなど様々なテクノロジーの進歩によって、医薬品の開発や認知症の早期診断、治療に役立つ新たな手法が開発されることも期待されています。
とりあえず今は、しっかり寝ましょうね(^_^;)
治療法について
では最後に、現在日本で行われている治療についてです。認知症の治療法には、薬物療法やリハビリテーション、認知療法などがあります。
薬物療法としては、冒頭にもお伝えしたレカネマブと呼ばれる薬物が注目されています。 レカネマブは、アミロイドβという異常なタンパク質を脳内から除去することを目的とした治療法です。この治療法では、抗体(薬の成分)がアミロイドβに結合し、脳内でのアミロイドベータの蓄積を減少させることで、認知症の進行を遅らせる効果が期待されています。 これまでになかった機序の薬ではありますが、使用できる患者さんには制限があったり(認知症が、ある程度進行した方は投与対象外になる)、事前にしっかりした検査が必要になるのです。副作用も報告されていますので、有用性と安全性を考慮し、医師の判断のもと治療が行われるのです。
その他の 薬物療法では、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤と呼ばれる薬物があります。内服剤や貼る薬もありますね。これは、アルツハイマー病の症状を軽減する効果があります。
リハビリテーションや認知療法は、認知機能の維持や向上を目指すトレーニングです。これらの治療法は、認知症の患者さんの生活の質を向上させることが期待されます。
認知症の治療法は、現在も研究が進んでいます。将来的には、さらなる進歩が期待されます。私たちも認知症について理解を深め、予防やサポートに取り組むことで、社会的にも生きやすい環境が整っていくといいですね♩
いかがでしたでしょうか。
認知症はまだまだ分からない事もたくさんあり、多くの研究が現在進行形で進んでいるようです。レカネマブ以外でも様々な薬が開発されているようですし♩
科学の進歩や社会の関心の高まりによって、認知症に苦しむ人々やそのご家族への支援が進んでいくことを期待しています!!
ばんちゃんパパも医療人の端くれとして、さらに精進する所存ですm(_ _)m
それでは皆さん、今日も良い一日を!明日はもっと良い一日を!!
寝る子は育つ。
そして、大人になってもちゃんと寝る!!