皆さん、こんにちは!!
最近、ふくらはぎがかゆいばんちゃんパパです。おそらく霜焼け。お風呂に入ると搔きたくてしょうがない(^_^;) 最近は毎年のようになっています。でも、我慢です。掻きません。モミモミして我慢です。
そう。今日はかゆみについて、書いていきたいと思います。いまこの時期は乾燥かゆみでお困りの方も多いでのはないでしょうか。結論ですが、痒くてかゆくてしょうがない方、受診しましょう!!
- かゆみの原因
- かゆみの治療法
- ぬり薬の塗り方
かゆみの原因
かゆみの原因は本当にたくさんあります。私の霜焼けのような血行不良、皆さんもよくご存知の虫刺され、神経の障害によるもの、炎症、乾燥、アレルギー、ストレスなどなど、挙げていくとキリがありません。はっきりとした原因が分からないものもたくさんあります。そしてこれらによる刺激で、ヒスタミンというかゆみの元となる物質が放出され痒みを感じるのです。
かゆみの治療法
原因が違うので、治療法もその人その症状によって変わってきます。乾燥の場合は保湿する。水虫が原因の時は水虫を治療する。神経の障害であれば神経の障害に対する治療法を選択する(蕁麻疹のようにはっきりと原因が分からないものもあります)。そのかゆみだけ抑えても原因となる症状を根本的に治療していかない限り、たとえかゆみが一度治まったとしても、また再発する可能性があります。しかしあまりにも痒みが強すぎる際は、その痒みに対する対症療法ももちろん行われます。何らかの影響で先ほどのヒスタミンという情報伝達物質が過剰に増えている、ということがあるからです。ちなみに情報伝達物質とは、神経と神経の間や神経から各器官などの間を浮遊する、とても小さな物質です。かゆみではこのヒスタミンは有名ですね。対症療法としては、飲み薬によってこのヒスタミンの働きを抑え込んでいくわけです。具体的には、ヒスタミンが神経Aから神経Bへ放出された際に、神経B側でヒスタミンに先んじて神経Bにくっつき、ヒスタミンが神経Bへ結合できなくなるようにします。
しかし薬を使えば必ず治るわけでなく、また使える薬や使えない薬は人それぞれ。原因やその方の体調、基礎疾患を考慮し、時にはいくつかの種類の薬を試し、ようやく落ち着くということもあります。
では、ご自身でできる一番の治療や予防法は何か。それは体調を整えること。そして、絶対にゴリゴリ、ガリガリ掻かないこと。これにつきます。
ぬり薬の塗り方
かゆみで受診する際、医師から塗り薬を処方されることもあるでしょう。皆さん、ゴシゴシ強くこすりつけていませんか!?基本的に特別の指示がなければ、外用剤は優しく、皮膚を傷つけないように塗ってください。優しく塗ってもしっかりと薬は浸透していきます。これは皮膚を傷つけないためです。なぜかというと、皮膚の表面だけでなく、すぐ下の細胞たちも傷をつけてしまうかもしれないのです。そうすることで、さらなる炎症や治癒遅延に陥ってしまう。ですので皆さん、塗り薬はやさしく塗る、そしてかゆくてもゴシゴシ掻かないでください。気持ちはわかるんですが(^_^;) 痒い時は掻かずに病院に行って受診し、しっかり診断してもらいましょう。受診できず、どうしても痒い場合は保湿剤を優しく塗りながら経過をみてください。ただ、水虫などの場合は逆に悪化する可能性もありますので、どちらにしても早めの受診をお願いします。
いかがでしたでしょうか。
以前は私もかゆみがある箇所にゴッシゴシ塗ったり掻いたりしてしまってました。今ではちゃんと我慢して、お風呂でマッサージしたり、保湿剤を優しく塗りながら過ごしています。掻いてしまって炎症がずっと続くと、かゆみが続くだけでなく、掻き傷からの感染症や色素沈着など別の問題が浮上します。
皆さん、掻かずに我慢しましょう、そして早めに受診しましょう!!
以上、またまた珍しい薬剤師っぽい話題でした。恐縮ですm(_ _)m!!!!
それでは皆さん、今日も良い一日を!明日はもっと良い一日を!!