皆さん、こんにちは!!
久しぶりの本の投稿ですが、こちらはあのMicrosoftの創業者こと、ビル・ゲイツ氏の推薦図書!!
内容はこれまたかの有名な、ゼネラルエレクトリック(以下、GE)の栄枯盛衰について。とても緊張感のある書き出しでスタートする作品です。
GEの源流には、発明王エジソンが関わっています。その影響はアメリカ国内だけでなく、世界の隅々まで。生み出した商品やサービスを提供している真の大企業です。活躍は経済界だけでなく、政界にも非常に大きな影響を与えていました!!都市伝説なんかにも登場するくらい(^_^;)
ところが経営は火の車状態で、株価はみるみる目も当てられない状況に。遂には設立当初から組み入れられていた、ダウ平均株価から退場させられる始末。一体何があったのか。
この本は他人事ではなく、アナタの会社にも起こっていることかも!!
いや、マジで(^_^;)
- ワンマン経営の危険性
- Noと言えない取締役
- 『GEは他とは違う』という大企業病
ワンマン経営の危険性
CEOや社長へ権力が集中し、ワンマン経営が行われることは多分にあると思います。それが良い、悪い、という話ではなく、今回のGEの話ではワンマン経営のデメリットが如実に現れてしまったということ。
ジェフ・イメルトをはじめとした、GEの伝説の経営者たちには、Noと言わせない圧や空気感があったのだとか。
実際に、イケルメ氏は現実的な数字を提示した部下に対し
『そんなに弱腰なのか!!』
と非難することもあったそう。
考え方は様々かと思いますが、現実から大きく乖離した目標は、個人的には目標とは思えない(^_^;)
そして、それを乗り切ろうとする体育会系のノリが全部悪いとは思いませんが、数字を作る、そして追う際にはリアリストの目が重要。
そういえば、現実離れ大きな目標設定、以前勤めていた私の会社でもあったような。。。
トップにNoと言えない風潮もソックリ笑。
Noと言えない取締役
ですが、全てが全てCEOの責任かと言えば、決してそのようなこともない。
むしろ、そうならないために取締役会は存在し、特に社外取締役なんかは社外からの視点で物事を見ることができるハズですよね。
ただこの当時の、いやGEは以前から?CEOの言うことは絶対、という場の空気感があったそう。
例えばジェフ・イメルトCEO時代、採算的にどう考えても厳しい案件も、
『これはジェフの案件だから』
と通ってしまったようです。
取締役の面々は、それはそれは素晴らしい肩書きの方ばかり。別の会社のCEO経験者や、会計のエキスパートなど、多方面で活躍される方ばかりが名を連ねます。
そのような中で、なぜCEOのゴリ押しが罷り通ってしまうのか。
『GEは他とは違う』という大企業病
これは以前、いい戦略、悪い戦略でも出てきた大企業病も関わっているようです。うちの会社(あるいはその会社に所属する自分)は大丈夫だろう、という何のエビデンスもない考え方。
同じ状況でも他の会社なら危険だが、GEなら大丈夫だろう、という考え方は社内でだけでなく社外でも存在し、一部のアナリストなどが指摘してもなかなか通じなかったようです。
過去にはそういったマスコミ関係もGEの傘下だったので、報道しづらいという点もあったんでしょうかね(^_^;)
投資をしている多くのアメリカ人は、安泰と考えられていたGE株を購入していた方が多く、とても大きな影響を受けてしまっているでしょう。
それは社内の、特に現場の方たちも同じでしょう。自身の会社が本当は大きく傾いていることを知り、リストラにビクビク。
自社株買いをしている方々もいたでしょうから、もう踏んだり蹴ったり。
これはたまらない(T ^ T)
◯◯なら大丈夫という慢心、気をつけよう(^_^;)
いかがでしたでしょうか。
GEという名前は、日本人でも聞いたことがある方が多いのでは。
乗り物好きな方は、車や飛行機を通じてご存知でしょうし、医療業界においても、CTやMRIといった医療機器で有名ですよね。
本当に幅広く展開されてきたようですが、その幅広さも上層部が把握しきれず対処できなかった要因の一つのようです。
自分のできる範囲で、まずはコツコツやることもとても大事なんですね。
私はコツコツとこれからもブログを書きながら、勉強していきたいと思います。
質は置いておいて笑
最後によくある締めですが、イチローさんの名言を一つ。
『小さいことを積み重ねる事が、とんでもないところへ行くただひとつの道』
ステキ♩
それでは皆さん、今日も良い一日を!明日はもっと良い一日を!!
↑イチローさんの後に、何だか恥ずかしい笑