皆さん、こんにちは!!
WBCでまだまだ連日、元気になるニュースやエピソードがいっぱい♩
サッカーワールドカップといい、今回のWBCといい、やっぱりスポーツっていいですよね♩♩♩
しかし、普段はどうでしょう。
どちらかというと、悲しかったり、あるいは暗くなるような内容のものが、テレビやネットを通して流れてくることが多いのではないでしょうか。
今回の本は、気持ちを明るく、前向きに、そして愛にあふれた本だと感じています!!
ご存知の方も多いかもしれません。
FACTFULNESS
日本では2019年の1月に発売されていますが、日本だけでも100万部売れてるから、すごいですね(^_^;)
そしてこちら、ただの統計学やデータに基づいた話だけではありません。
世の中は少しずつ前進している。
そして、暗くなる様な情報に触れた時は、その情報を疑ってみたり、見方を変えてみる。そんなある意味、人生前向きスキルを学ばせてくれる本。
この本を読み終えた時に、またステキな本に出会えたと、心から思えました!!
- Factfulnessとは
- 人間の本能
- 著者さんについて
Factfulnessとは
ファクトフルネスとはデータを元に、『正しく』世の中を見ることです。
最近でも、ラジオでこんなCMを聞きました。
『世界には最初の一粒もない、子がいます。』
実際そうなんだと思います。
このCMによると、何らかの理由で10人に1人が飢餓で苦しんでいるんだとか。
悲しいことです。
特にいまはロシアとウクライナの問題で、そういった方が増えているのでは、と考えてしまいます。
自身で調べてみますと、2000年代の栄養失調で困っている方は世界で大体6億人で推移してきたのが、ここ数年で7〜8億人になっているというデータが。
しかし、ここであえて見方を変えてみる。
皆さんご存知のように、世界の人口はどんどん増えており、2022年には80億人を突破したと言われています。
私が学生の時は60億人と習った(^_^;)
この爆発的な人口増加の中、2000年代は栄養失調を6億人でキープしてきたこと。
これってすごい事なんじゃないでしょうか。
もちろん、問題を完全に解決できたわけではありません。しかし、この培ってきたノウハウを活かすことができれば、より多くの困った方たちに支援を拡げるできるのでは、と。
もちろん、私が偉そうに言えるほど何かしてきたわけではありません。
ご容赦くださいm(_ _)m
※ちなみに著者さんは、世界人口が今後もひたすら増えるだろう、という考えについても、そうはならない事を本の中で指摘してくださってます
人間の本能
人間には様々な本能があります。
それは原始の時代より、人間が生き抜くために身につけてきたものです。そのおかげで、現在の人間世界の発展があるのは間違いないかと。
しかし、現代社会では時にその本能によって、間違った判断や行動をしてしまうことがある、と著者さんは語られています。
例えば皆さん、アフリカってどんなイメージでしょう??
広い草原があり、ライオンなどの野生動物がたくさんいて、民族的な衣装を身に纏った方が多く住まれている。
インフラなんて、まだまだ整っていない国。
それこそ、先ほどのCMの舞台のような所ではないか、と。
恥ずかしながら、私こそこういったイメージを持っていました(^_^;)
これは著者さんがあげる10の本能のうちの一つ、単純化本能なんだとか。
アフリカってこうだよね、あるいはアジアってこうだよね、のように一色単にしてしまう。
アフリカには50ヵ国以上の国があり、様々なレベルの国があります。
この本の著者さんも関わられた、ギャップマインダーというデータサイトによると、我らが日本は、所得と寿命によってレベル4の国にランクされています。レベルは1〜4になりますが、アフリカの国では残念ながらまだレベル4はありません。
しかし、すぐその下のレベル3には多くのアフリカの国があり、レベル3と同じく中間所得層と言われるレベル2も、少しずつ増えてきているのです。
ちなみにレベル3の生活は、毎日ベッドで寝て、食事も比較的毎食違うのもが食べられ、移動は徒歩ではなくバイク。水道もボチボチ普及している。こんな感じです。
実際に、ネットでアフリカの首都を見てみると、高層ビルがバンバン建っているところもあるんですね!!
そして、アフリカは今後も益々発展するエリア。アフリカってこんな所だよね、と考えてしまっていると、世の中の流れに乗り遅れてしまう可能性も。
私だけかもしれませんけどね(^_^;)
ちなみにこの本能、他にも9個、計10個の本能を紹介されています。
(分断本能、ネガティブ本能、直線本能、恐怖本能、過大視本能、パターン化本能、宿命本能、単純化本能、犯人捜し本能、焦り本能)
著者さんについて
本の代表著者さんであるハンス・ロスリングは、元々は医師として働かれていました。そして世界各地で多くの患者さんや、その環境をみてきたことで、このファクトフルネスを広める決意をされました。
目の前の病気を治すのも大事だが、より多くの方達を助けるにはどうすればいいのか。
自分の目で見て、深く調べ、さらに深く考え。
病院、あるいは薬が足りていないのか。下水整備などの公衆衛生に問題があるのか。そもそも病院に来るための道路がない、あるいはしっかり舗装されていないのか。
このような活動をしている中で、このファクトフルを身につけていかれたようです。
何か問題が起こった時に、解決策は全く別のところにあるかもしれない。これをデータを用いて分析していく。
簡単なようでとても難しいことだと思います。
そしてこういった考えを広めることは、さらに難しい。
試行錯誤されながら世界各地で講演や研修を行い(あのTEDでも!!)、遂にご家族の協力も得ながら本の執筆に取り掛かります。
そして、本が仕上がる直前ににお亡くなりになられました。
しかし、この本には余命を宣告された哀しさなど全くなく、むしろ著者さんの前向きな気持ちや愛が溢れています。
この本は、ぜひ皆さんにも手に取って読んでいただきたい本です。
いかがでしたでしょうか。
まだまだ自分はひよっこであることを痛感したアラフォー男子(^_^;)
この本に出会えて本当に良かったと思えました。
そして、ちょこちょこ出てくる著者さんの
『◯◯を祝ってみんなでパーティーをしよう』
というフレーズ。
大好きです 笑。
私が天国に行った(行けた)時に、ファクトフルネスが少しでも身についていたら、著者さんと乾杯させてもらいたい!!
しばらく予定はないですけどね(^_^;)
悲観的になることや、知ったかぶりはせず、データを元に見方を変えて、これからも前向きに生きていきたいと思います!!
それでは皆さん、今日も良い一日を!明日はもっと良い一日を!!